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自分でも簡単にできる障子の貼り替えー職人への道|ccrp

DIY自分で障子の貼り替えをする

忙しいし、面倒だなぁ~、業者にお願いしようという方も多いと思いますが、やってみると結構楽しいものですよ


 
 


障子の貼り替えに必要なもの、道具は、
霧吹きもしくは濡れタオル、定規、カッターナイフ、テープ(仮止め用)、障子用のり、障子紙、敷物(養生の為)材料以外はほとんど家にあるもので出来るんです

障子の貼り替え方法


障子の貼り替えは一度経験すると、一枚目より二枚目、二枚目より三枚目と何度かこなしていくうちにコツを覚えて上手くなっていくものです(まずはやってみるが職人への道)

貼り終わるころにはもっと貼ってみたいなと思うくらいに達成感があります

ぜひ、この年末は自分で障子の貼り替えにチャレンジしてみてはいかがでしょうか

障子紙の種類も豊富なので、今回うちは和紙(紙)の障子紙で貼り替えます

 
 



障子の貼り替え方法
1、古い障子紙を剥がす作業
2、障子戸を十分に乾かす
3、障子紙を貼る作業
貼るときに注意したいこと



 



 


1、古い障子紙を剥がす作業

和紙(紙製)の障子紙は、霧吹きで水を棹の部分にしっかり濡れるくらいに吹き付けていきます


5~10分ほどで粘着の弱いところからぺろんと剥がれてきますので、それをゆっくりときれいに剥がしていきます


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たまに、古い障子紙の残りがある場合があります。それもできるだけきれいに剥がします

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ヌルっとして糊が残っている場合は、それも綺麗に落とします

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2、障子戸を乾かす

障子紙を剥がし終わったら、棹や縁、框等が水を含んだ状態ですので屋外で自然乾燥させます

雨の日や屋内で早く乾燥させたい場合は、ドライヤーかエアコン(除湿モード)、除湿器等を使うとわりと早く乾きますよ

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乾燥中

※ 障子が濡れたままでは、きれいに貼ることができませんし、障子紙にヤニが滲んで汚れる場合があります

※ ささくれ、木痩せや割れがある場合は補修しておく。ささくれ、木痩せは、サンドペーパーで滑らかに、割れは木工ボンドまたは瞬間接着剤木工用で接着補修


3、障子紙を貼る作業

貼るときの注意

1)障子戸の裏表を間違えないようにしよう(障子紙が貼れるように格子部分の凹凸を確認)

2)糊をつけて貼った後に一度剥がして貼り直し(ズレ)をすると、後々糊のシミが変色して見た目が悪くなります


また、模様の裏表を変えたい場合は一度巻替えをした方が貼りやすいです
障子紙はロール状になっているので、左右どちらかの端を基準になるようにして障子の半分ほど広げ障子の端と障子紙を合わせた状態で、障子紙上部を框上部にテープで固定します

障子の貼り替え方法


固定したら、障子用の糊を棹(格子)にはみ出さないように塗っていきます。
すべて、塗り終わったらいよいよ貼りの作業です

障子のり


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糊を塗っていきます


ゆっくりとズレないようにそしてしわにならないよう、ロールを転がしながら広げ中央から外側へなでるように押さえながら貼っていきます

全体を貼り終えたら、縁(ふち)の部分を定規などで押さえシワにならないようにカッターナイフでカットしながら貼っていきます

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角の部分は、カット方向にオーバーカットして定規の直角部分を利用してカットするときれいに仕上がります

障子貼り換え画像



※ 格子部分の下、中央に画像のように合板などを入れると格子がフカフカせずに安定します

※ 多少のたるみは少し乾燥した後、全体的に霧吹きで軽く水を吹き付けるとピンとなります(画像右端)

障子紙ピンと張っています
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障子紙の貼り替えだけでも清々しい気分に・・・新しくなりました
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障子を貼り替えたら差し込む光もすっごく気持ちいいですよ